iTunesライブラリの引越し
いつも使ってるWindows 7マシンに大分ゴミが溜まってきたので、いっぺんOSのクリーンインストールをしようと思い立ちました。ほとんどのファイルは別のサーバに置いているので、基本は何も考えずに再インストールして構わないはず。
なんだけど、そういえばiTunes関連のファイルはローカルディスクにあるな、このまま消すとマズそう、ということに気づきました。最近iPhone 4を使っているのですが、PCにiPhoneをつなぐとiTunesさんが勝手にバックアップを取ってくれてるみたいです。そのデータとかはどうなるんだろ?
そこで、私の場合、具体的にどういう手順でiTunes関連データを移行すればいいのか調べてみました。
まずiTunesライブラリのお引越し。iTunesライブラリというのは、要するにiTunesに登録した音楽のリストとか、再生回数とか、プレイリストとかを保持している場所ですが、これはデフォルトだと下記の場所にあるので、フォルダごと どこかに退避しておきます。
C:\Users\ユーザ名\Music\iTunes
注意点として……
- 退避の前にiTunesを最新にしておくこと。バージョンによってライブラリの内容が変わることがあるので、OS再インストール後のiTunesとバージョンがずれるとまずい。
- iTunesが起動していない状態で退避すること。なお、音楽データや購入したアプリなどが置かれるフォルダのことを「iTunes Mediaフォルダー」と呼び、デフォルトだと上記iTunesライブラリの直下に「iTunes Media」という名前で置かれているので一緒に退避できますが、iTunes Mediaフォルダーは自分で場所を変えることもできるので、その場合は個別に対処が必要です。
次に、iPhoneをつないだときに勝手に取ってくれてるバックアップですが、これは
C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup
というフォルダにあります。これはまあ、OS再インストール後にもう一回バックアップをとればよさそうなので、今回は放置することにしました。(それまでにiPhoneが壊れると面倒そうですが、確率は低いでしょう)
あと、最後にiTunes StoreとPCのヒモ付けを解除しておきます。具体的には、メニューバーの[Store]→[このコンピューターの認証を解除]を実行します。iTunes Sotreで購入した音楽は、同時にPC5台まで登録できますが、これをしておかないと1台分余計にカウントされてしまう可能性があります。(実は、iTunes Storeで音楽を買ったことが無いのでよくわかりません)
さて、ここまでやったらいよいよOSの再インストールです。
それが終わると、まずiTunesを再インストールします。
次に、Shiftキーを押しながらiTunesを起動します。そうすると、iTunesライブラリを選択するダイアログが出てくるので、退避先のライブラリの直下にある「iTunes Library.itl」を指定します。次回の起動時からは、この操作は不要です。
iTunesが起動したら、メニューバーの[Store]→[このコンピューターを認証]を実行し、iTunes StoreとPCをもう一度ヒモ付けます。
あとは、iPhoneをPCにつなぐとバックアップの取得が始まり、もとの状態に戻ります。
……のはずだったのですが、1つだけ問題が起こりました。iTunes左側ペインの「ライブラリ」の中に、以前は「App」という項目があって、iTunes Storeからダウロードしたアプリがすべて表示されていたのですが、この「App」という項目自体が無くなってしまいました。これは、先ほど退避したiTunes Mediaフォルダーの中にある「Mobile Applications」というフォルダをiTunesにドラッグ&ドロップすることで、元通りに復帰しました。
※バージョンメモ
- Windows 7 Professional Service Pack 1
- iTunes 10.2.1.1