ここしばらく、PCのセキュリティソフトにウイルスバスターを使っています。ウイルスの検出率なんかは若干ほかのソフトより劣っているらしいですが、ウェブブラウザでリンク先が安全かどうか表示してくれる機能がわりと気に入っているので、今のシリアル番号の有効期限が切れたあとも、引き続きウイルスバスターを使うことにしました。

ところでこのウイルスバスター、既存のシリアル番号の契約更新をするよりも、なぜか新しいパッケージを買った方が安いんです。下記はトレンドマイクロの契約更新ページで案内される値段ですが、3年だと9,350円、1年だと4,725円。

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一方、価格.comでパッケージ製品の値段を見ると、3年版が8,000円、1年版が4,000円で、こっちの方がちょっとお得です。

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ちなみに、パッケージ版のダウンロード販売もありますが、こちらは価格.comの最低価格で3年版が9,975円、1年版が4,980円と、本家の契約更新価格よりも高いのでお話になりません。そんなわけで、今回はわざわざCD-ROMのついてくるパッケージ版を購入しました。

新たなシリアル番号を入手した場合、ウイルスバスターの画面から契約の「更新」ではなくて、シリアル番号の「変更」をするんですが、ここで重要なのが、今のシリアル番号の有効期限が切れてから新たな番号に変更すること。そうしないと、新旧の有効期間が重なっちゃって、その分が無駄になってしまいます。私は今回、これで失敗しました。

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契約の「更新」をする場合は、有効期限がまだ何か月か先でも、その有効期限自体が延長されるので、早めの手続きでも無駄は出ません。たとえば、今のシリアル番号の有効期限が2013年7月31日で、今日(2013年6月23日)3年版の更新をしたとすると、新たな有効期限は2016年7月31日になります。

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一方、新たなシリアル番号に「変更」する場合、変更手続きをした瞬間から新たなシリアル番号がスイッチオンになり、かつ古いシリアルの有効期限はそのまま据え置きなので、一時的に有効期間が重なった状態になってしまいます。今のシリアルの有効期限が2013年7月31日で、今日(2013年6月23日)3年版の別のシリアルに変更したとすると、新たなシリアルの有効期限は2016年6月30日になります。

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だから、「変更」する場合の正解は、たとえば今のシリアル番号の有効期限が2013年7月31日なら、2013年8月1日に変更を実施すること。そうすれば、新たなシリアルの有効期限は2016年7月31日になり(やってないけど、たぶんそうなる)、無駄は生じません。なお、この注意事項はトレンドマイクロのサポートページでもしっかり書かれてました(「新たにウイルスバスター製品を買ってしまった場合のライセンス契約について」)。うーん、これを先に読んでればよかった……。

それにしても、CD-ROMの製造コストや輸送コストがかかるパッケージ版がいちばん安いというのは、ちょっと納得がいきません。宅配便でパッケージが届いても、中のシリアル番号さえ取り出してしまえば、あとはゴミ同然です。いくら値段が安いといっても、ホントはあんまりこんなこと、やりたくないんですが……。