2017年9月上旬、アイスランドに行ってきた。2011年に続いて2度目。前回同様、何の役に立つかは分からないが、簡単に様子をメモしておく。

今回は旅行代理店は使わず、航空券はSkyscanner経由で手配、ホテルはBooking.comで予約した。現地の国内線航空券やツアーも各社のウェブページで直接購入した。なお、現地ツアーの多くは9月上旬で終了し、それ以降はぐっと数が減るので日程には注意が必要。

1日目: アイスランドへ

スーツケースを引きずって、日暮里からスカイライナーで成田空港へ向かう。日暮里駅で、Suicaでスカイライナー券を購入する。混み合う時期でもないので、残席には十分余裕がある。車内検札のとき、隣の外国人がスカイライナー券を持っていなくて、しかも現金も無いので、車掌に「下りた駅で清算してください」と(日本語で)言われていた。スカイライナー券を見せないと乗車できないと思うのだが、いったいどうやって迷い込んだのか。あと、今どき成田空港に向かう列車でクレジットカードも使えないとか、車掌がほとんど英語ができないとか、大丈夫か京成電鉄。

最初のフライトはスカンジナビア航空984便、成田発コペンハーゲン行き。プッシュバック前、航空無線を聞くレシーバーを操作していたら、客室乗務員に「それ電源切ってください」と注意された。これ、電波を発しない機器だから常時利用可のルールなんだけどな……。読書に疲れ、機内で映画”Alien: Covenant”と”Lady Macbeth”を見る。コペンハーゲンで降り、Connecting flightsのサインに従って進んでいくと、最初に保安検査場がある。飲み物を持っていてもここで捨てさせられる。その先のパスポート・コントロールを抜けてシェンゲン圏に入る。4時間あまりの待ち時間のあと、アイスランド航空213便の3時間ほどのフライトで、夕暮れのKeflavík(ケプラヴィーク)に到着。夕暮れとはいっても、時刻は既に21時だ。

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到着してすぐの場所にあるDuty Free Icelandに入ってプリペイドのSIMカードはあるかと聞いたら、ある、といって案内されたのがNovaという会社のSIM。通話1000ISK+データ通信1GBのSIMが1999ISK、通話1000ISK+データ通信10GBのSIMが3499ISKなので、まあそれほど高い感じはしない。が、Novaというのは聞いたことがない。本当はSíminnかVodafoneのSIMを買う予定だったので迷ったが、こんな遅い時間にほかの店が開いているかも分からないし、ホテルまでのバスの中でも使いたかったので、思い切ってここで10GBの方を購入する。その場でiPhone 7(SIMロックフリー版)に差したが最初はつながらず、もともとインストールしていたIIJmioのプロファイルを削除したらつながるようになった。ちなみに設定の「モバイルデータ通信」にAPN設定画面は出てこないので、手動設定はできないようになっていると思われる。あとで調べたら、Novaというのは、最大手のSíminnと2番手のVodafoneに続く3番手で、通信エリアは狭いが料金は安めというポジションの会社だった。結論から言うと、Novaは旅行者にはあまりお勧めしない。理由は2つ。1つ目は、現地ツアーで都市部を離れると圏外になることが多いこと。まあIngressとかポケモンGoとかに気を取られず観光に集中できるという意味ではよいことかもしれないが……。2つ目は、ホームページがアイスランド語しかなく、結局データ通信の残量確認の方法すら分からなかったこと。Top Upのページだけはなんとか英語版が用意されているので、通話料・データ通信量の追加はできそうだ。なお、帰路にこのSIMを使ってコペンハーゲンでのローミングは問題なくできた。SMSでローミング料金の案内が来たが、これもすべてアイスランド語だった。

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KeflavíkからReykjavík(レイキャヴィーク)へは、Gray LineのKeflavik Airport to Reykjavik Hotelsというバスを予約していた。カウンターでバウチャーを見せるとチケットを発行してくれるので、それを持ってバスへ。Reykjavík市内のGray Line Bus Terminalに着いたら別のマイクロバスへの乗り換えを指示され、Fosshótel Rauðaráに到着。時刻はすでに22:30。家を出てから24時間が経っていた。

2日目: 氷河ハイキング

2日目は、Guide to Icelandのツアー「南海岸の撮影スポット巡り 氷河ハイキング、溶岩洞窟探検付き」に参加。立ち寄った地点とドライブルートはこちらの地図を参照。

ホテルへのピックアップが7:50となっていたのだが、8時になっても一向に迎えが来ない。ホテルのフロントからツアー会社に電話で確認してもらったら、ピックアップは8:00~8:30だというのでさらに待っていたら、8:20ぐらいにマイクロバスが来た。これで集合場所まで行って大きいバスに乗り換えるのかと思いきや、この小さいのがツアー運営会社Tröll Expeditionsのバスで、バスの運転手がガイドだった。乗客は全部で10人。最後の人のピックアップを終えると、そのまま1号線を南東に向けて走り始める。

アイスランドのツアーはどれも、ガイドが運転しながら随所で解説をしていくスタイル。それを聞きながらSelfoss(セールフォス)の町を過ぎ、2時間ほど走ったあと、N1 Hlíðarendiで休憩。

最初の観光スポットはSeljalandsfoss(セリャラントスフォス)。滝の裏に回って出てくると結構濡れるので、レインウェアを着て行った方がいい。というか、アイスランドの自然巡りは天候に恵まれない可能性も高く、雨対策、寒さ対策、岩場に適した靴、水、行動食などを考えると、装備はほとんど山登りと同じだ。自分は富士登山用の装備、服装そのままの感じでずっと行動した。

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次はSkógafoss(スコゥガフォス)。ここも滝に近づくとずぶ濡れになる。下からと上から、両方の眺めを楽しめる。Skógafossを出るあたりから雨が降り始めた。

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1号線を離れて、半世紀前に海岸のそばに不時着した米軍のDC-3の残骸を見に行く。歩くと片道40分ぐらいかかるそうだが、我々はTröll Expeditions所有のファットバイクで往復する。ファットバイクはタイヤの幅が10cmぐらいある自転車で、これなら片道20分ぐらいだ。とはいえ、みぞれ混じりの雨が横殴りに降っていて、それが目に入って前が見づらい。DC-3まで往復して1号線沿いの駐車場に戻ってきたとき、レインウェアを持ってない人たちは頭から足元までずぶ濡れになっていた。

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参加者から昼食はまだかという声が出始め、15分ほどで着く、といって連れて行かれたのが、Reynisfjara(レイニスフィヤラ)のブラックサンドビーチ。案内文だと、ここは冬季に温泉プールとDC-3に行けないとき、代わりに訪れることになっているのだが、非常にユニークな場所なので、行けてよかったと思う。幸い雨もあがった。

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昼食の後は、本日のメインとなる氷河ハイキングに向かう。Mýrdalsjökull(ミールダルスヨークトル)の氷舌であるSólheimajökull(ソゥルヘイマヨークトル)の近くまで車で行く。ヘルメットと滑落したときの救助用と思しきハーネスを装着し、手にアイゼンとピッケルを持って、氷河まで20分ほど歩く。氷河の脇で説明を聞きながらアイゼンを装着し、ハイキング開始。ここの氷舌は1日に約7cmずつ後退しており、氷の状態も変化するため、歩くルートは日々変わるとのこと。ガイドが安全を確かめながら、少しずつ進んでいく。途中、腕立て伏せをしながら氷河解け水を飲むとか、アイスアックスを使った氷壁登り体験とかを挟みつつ、開始から3時間ほどで元の駐車場に戻る。

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最後にSeljavallalaug(セリャヴァトラロイグ)の温泉プールに向かう。駐車場から谷を15分ぐらい歩いたところにそのプールはあるが、水温が低く水もきれいではないので、あまり入る気になれない。それでも水着に着替えて入っている人が数人いた。

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バスが温水プールを出たのは21時ごろ。このあとは、往路でも立ち寄ったN1 Hlíðarendiのトイレ休憩を挟んだだけで、一気にReykjavíkまで戻る。時差ボケと疲れで爆睡していて、気がついたらもう街の近くまで戻っていた。どうやら時間の都合でArnarkerの溶岩洞窟は省略されたらしい。が、ブラックサンドビーチに行けたので、まあよしとする。参加者を順番にドロップしながらホテルに着くと、すでに23時だった。

3日目: アークレイリへ

3日目はGray Lineの「Reykjavik to Akureyri via Kjölur Highland Route」というツアーで観光しつつReykjavíkからAkureyriに移動する。立ち寄った地点とドライブルートはこちらの地図を参照。

このツアーはホテルでのピックアップがなく、直接BSÍ Bus Terminalに来いということになっている。ホテルからは1km強なので、Hallgrimskirkja(ハットルグリムス教会)の裏を通って歩いて行くことにする。

BSÍ Bus TerminalのカウンターでGray Lineのバウチャーを見せると、最初「これは競合他社のツアーだからここじゃないよ」と言われる。しかし、実際にはAkureyriのSBA-Norðurleiðという会社が運行するツアーで、「それならやっぱりここから出る」ということで案内してもらい、バスの運転手に直接バウチャーを渡してバスに乗る。今回も乗客は10人程度。

このバス、スマホで地図を見ていると、Hveragerði(クヴェラゲルジ)とSelfossで2回、一旦1号線を離れて一回りしてまた元の場所に戻って来るという妙な動きをしていた。道を間違ったのか、それとも何か理由があったのかは定かでない。ちなみに、バスの移動中は地図アプリで現在地を確かめると楽しい。ずっと通信回線がつながっているのならGoogleマップでもいいが、そうでなければオフラインでも使えるMAPS.MEであらかじめアイスランドの地図をダウンロードしておくとよい(iOSの場合)。

1号線を離れて35号線に入ると、バスはStrokkur(ストロックル)間欠泉に停車する。停車時間は30分程度であまり長くは居られなかったのだが、間欠泉は1~2メートルしか上がらない不発が多く、目の前である程度高く上がったのは1回だけだった。

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次にアイスランドの三大滝のひとつ、Gullfoss(グトルフォス)に停車。岩場の縁を囲むように柵が設置されていたが、前回訪れたときは無かった気がする。何か事故でもあったのかな。アイスランドの観光地は危険なところでも柵など無いのが普通。

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Gullfossを出てしばらくすると、舗装された道が終わる。あとは北側で再び1号線に近づくまで延々このオフロードが続く。左手にLangjökull(ラング氷河)を見ながら、バスはハイランドに入って行く。途中Hvítárvatn(クヴィータゥルヴァトン湖)近くで停車し、10分程度写真撮影の時間が取られる。

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しばらく行くと、バスは35号線を離れ、Gýgjarfossに向かう。この滝も小ぶりながら迫力は満点だ。見渡す限り人工物が何もない中に立派な滝があるのだが、おそらくこのレベルの滝はアイスランドのいたるところにあって、さしたる観光名所にもならないのだろう。ところで、このとき乗客の1人がバスに戻って来なかったのだが、聞くとここでバスを降りたのだという。

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この後さらに347号線を奥に進み、Kerlingarfjöll Mountain Resortで休憩したあと、来た道を引き返して35号線に戻る。

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Hringsjáというところが写真撮影スポットだということでまた15分程度停車する。道路から少し離れたところに直径10mぐらいの石のサークルがあり、そのそばに、各方向に見える氷河や山の名前を書いたと思しき金属製の円盤が置いてある。Hringsjáは、英語で言うとview-dialという意味らしい。

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次に食事休憩で立ち寄ったのはHveravellir(クヴェラヴェトリル)。このあたりは地面から硫黄混じりの湯気が噴き出す穴がたくさんあり、プラットフォームに沿って見て回ることができる。また露天風呂もあり、昨日のSeljavallalaugとは違って温度も39度前後と適温、お湯も綺麗で実に魅力的だ。だが残念なことに、この日は水着を持っていなかった。というか、正確にはスーツケースの中には入っていたのだが、バスがロックされていてガイドもどこかに行ってしまい、取り出すことができなかった。仕方なく足湯だけで我慢。実にもったいない。ちなみに露天風呂の近くには小屋があるが、鍵が閉まっているので、着替えるならそこらへんの屋外でするしかない。アイスランドではどこで露天風呂に遭遇するともしれないので、水着と着替え用タオルポンチョなどを常に持っているのがよさそうだ。

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Hveravellirを出ると、あとはノンストップでAkureyriに向かう。海沿いのBus Terminalに到着したあとは、5分ほど歩いて宿泊先のHótel Norðurlandに向かう。

4日目: デティフォス

4日目は、Gray Lineの「Dettifoss Grand Tour from Akureyri」でGoðafoss(ゴーザフォス)やDettifoss(デティフォス)を巡る。このツアーも、実際の運営会社は昨日とおなじAkureyriのSBA-Norðurleiðだ。立ち寄った地点とドライブルートはこちらの地図を参照。

昨日の到着地点とおなじBus Terminalに少し早めに行き、付近の海岸をぶらぶらする。事務所のカウンターに行きバウチャーを見せると、「もうバスが来てていいころなんだけど、まだ来てないので確認する」とのことで、のっけからちょっと不安になる。しばらくするとバスが来て乗り込む。この時点の客は全部で3人。

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Eyjafjörður(エイヤフィヨルズル)にかかる橋でフィヨルドの東岸に渡ったあと山を回りこんで南進し、三大滝のなかで最も美しいと言われるGoðafossのすぐそばで降りる。滝を見た後は、川沿いの歩道をCafé-Bistrot-Gift Shopまで歩き、そこまで移動していたバスに乗る。ここで合流してきた乗客が1人いて、全部で4人になる。

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次は、偽クレーターが並ぶSkútustaðagígarへ。あちこちで羊が横になって寝ていて長閑だ。

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続いて奇岩の並ぶDimmuborgir(ディムボルギル)へ。ここではガイドが一緒に歩いて案内してくれる。「世界中でここでしかできないことをする」と言われて連れて行かれたのが、北米プレートとユーラシアプレートの裂け目。両方のプレートを跨いで記念撮影(下の写真はガイドさんです)。

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今日は時間節約のため昼食休憩は無しにするので、何か買って車内で食べてくれということで、Samkaup Straxというスーパーマーケットに立ち寄って買い物をする。

次に寄ったNámafjall(ナゥマフィヤットル) Hverirは硫黄鉱山のあるところで、昨日のHveravellirにも似た、地面から硫黄混じりの湯気が噴き出しているところ。別府の坊主地獄のように、灰色の泥がボコボコと泡だっているところもある。

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そしていよいよヨーロッパで最もパワフルな滝Dettifossへ。Dettifossは、駐車場から溶岩の上を20分ほど歩いたところにある。足腰の弱いひとには少し辛いかもしれない。途中で遠目に上流のSelfossも見える。Dettifoss下流の展望デッキでは盛大に水しぶきを浴びる。

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このあたりの道路は舗装されておらず、水たまりだらけのオフロードを猛スピードで疾走するので、バスはもう泥だらけになる。そんな道を通って向かったVesturdalurでは、ふたたびガイドが一緒に歩いてポイントを案内してくれる。Hljodaklettar(Echo Cliffs)は、横倒しになった柱状節理の壁がパラボラのようになっており、川と反対側から水音が聞こえてくる不思議な場所。

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最後の観光ポイントÁsbyrgi(アゥスビールギ)は、馬蹄形の崖に囲まれた静かな場所。長らく形成過程が不明で、オーディンが騎乗する8本脚の軍馬スレイプニルの脚が地面に触れてできたものと考えられていた。

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バスは85号線で海岸を通り、Húsavík(フーサヴィーク)の港によって休憩(と洗車)をしたあと、出発地点のAkureyri Bus Terminalに戻る。

5日目: レイキャヴィークへ

5日目は国内線でAkureyriからReykjavíkへ移動する。ホテルからAkureyri空港までは3kmと少し距離がある。Akureyriに路線バスは無いので、車で行くならタクシーを呼ぶことになる。料金は2000~3000ISKとのこと。が、出発はお昼過ぎでまだ時間があるため、市内散策も兼ねて歩いていくことにする。ただし外は雨。またもレインウェアが活躍する。Akureyrarkirkja(アークレイリ教会)、Háskólinn á Akureyri(アークレイリ大学)、Lystigarður Akureyrar(アークレイリ植物園)などを見物しながら南へ。途中からフィヨルドに沿ってつけられた歩道を通り、空港へ到着する。

アークレイリ空港は、Eyjafjörður川を埋め立てて造られた小さな空港で、搭乗前の手荷物検査もなく、ほとんどバスに乗るような感覚だ。エア・アイスランド129便は北向きに離陸したあと、南西に転進してReykjavík空港を目指す。レシーバーで航空無線を聞いていたのだが、やり取りはすべてアイスランド語で、英語が一切使われていなかったのが印象的だった。

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Reykjavík空港からホテルまでは路線バスを使うことも考えたが、現金か回数券しかダメ。今回現金は持っていなかったので、クレジットカードが使えるタクシーで行くことにした。タクシーのメーターは50ISKずつかなり短い間隔で上がっていき、Fosshótel Rauðará(そう、また同じホテルに泊まるのです)までは2200ISKだった。

ホテルにチェックインしたあとは、短い空き時間を利用して、Reykjavík中心部のLaugavegur(ロイガヴェーグル)通りやSkólavörðustígur通りを少しだけ散策する。

夕方は、Gray Lineの「Blue Lagoon with admission」でBlue Lagoonに行く。ホテルへのピックアップの小型バスでGray Line Bus Terminalまで行き、カウンターでバウチャーを見せると、行きのバスチケットと、帰りのバスチケットにBlue Lagoonの入場用バーコードが印刷されたチケットを渡される。Bus Terminalに止まっている大型バスに乗り込み、Blue Lagoonへ。受付でチケットを見せるとICチップの入った青い腕輪を渡されるので、改札機を通って入場する。更衣室でシャワーを浴び、水着に着替えて外へ出る。メインの出入り口を通ってもいいが、一旦吹きっさらしに出ると寒い場合は、更衣室を出て左手にある水路を通ってお湯につかったまま外に出ることもできる。この付近にはBlue Lagoonの解説が聞ける洞窟や、スチームバス、打たせ湯、サウナなどもある。お湯に揺られながら暮れてゆく夕日を見て、21時のバスでReykjavíkに戻る。バスに乗るときに行先を聞かれるのでホテルの名前を告げると、Bus Terminalは経由せず直接ホテルの前でドロップしてくれた。

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6日目: ヴィズゲルミルの溶岩洞窟

6日目は最後のツアー、Gray Lineの「Lava Cave, Thermal Pool and Waterfalls」でHraunfossar(フロインフォッサル)や溶岩洞窟を見に行く。立ち寄った地点とドライブルートはこちらの地図を参照。

8時過ぎにホテルにやってきたピックアップのバスでGray Line Bus Terminalに行く(これで3度目)。カウンターでバウチャーを見せるとチケットをくれるので、今度はそれをバスの運転手に渡す。今日のガイドは陽気でテンション高めの女性。いままでのガイドと違ってアメリカ西海岸風の英語なので聞き取りやすくて助かる。乗客はまた全部で3人しかいない。ゴールデンサークルなどのメジャーどころとは違いもともと参加者は少ないようだが、それにしても3人でペイするのか心配になる。

出発から1時間半ほどでBorgarfjörður(ボルガフィヨルズル)の海底トンネルを通り、フィヨルドを渡った先のBorgarnes(ボルガルネース)のN1で休憩。

そこからさらに30分ほど走ったところにあるDeildartunguhver(デイルダルトゥングフベル)のヨーロッパ最大の温泉で停車。ただし現在は工事中で、温泉が噴き出す様子は見られない。この付近には温泉を利用した温室で野菜がたくさん作られているそうだ。

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その次は、Hraunfossar(フロインフォッサル)とBarnafoss(バルナフォス)の滝をみながら散策。Hraunfossarは幅1kmに渡る溶岩から地下水が染み出している独特な滝で、想像していたより大きな滝だった。

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滝のあとはHúsafell Bistróで昼食タイム。ただし自分はBistróには入らず、隣のコンビニで買ったサンドイッチを外のベンチで食べることにする。

ここの駐車場にThe Cave社のバスが来ていて、他のバスのツアー客と一緒にこれに乗り換える。15分ほど走ったVíðgelmir(ヴィズゲルミル)に事務所があり、そこでヘッドライト付きのヘルメットを配られる。洞窟の専門ガイドに率いられて、歩いて5分ほどのところにある入口から溶岩洞窟に入る。洞窟は1600mの長さがあり、入口から600mほどにプラットフォームが設けられ、その上を歩いて進んでいく。随所でガイドの解説が入り、さながら火山学の授業のようだが、ユーモアを交えた話は面白く、いろいろ工夫も凝らされていて一見の価値がある。

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洞窟から出たあとはHúsafell Bistróの裏にある温水プールHúsafell Sundlaugに行く。シャワーや更衣室、トイレなどは完備されているが、ロッカーはないので貴重品があれば受付に預ける。シャワーを浴びて水着に着替えて中に入ると、42度ぐらいのプールや、ウォータースライダー付きのプールなど、小ぶりなプールが5つほど集まっている。ここで2時間ほどゆっくりしてから帰途に就く。

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7日目: 日本へ

帰国便の飛行機は朝7:45出発なので、朝が非常に早い。Gray Lineの「Reykjavik to Keflavik Airport with Hotel Pick Up」を申し込んでいたので、2:30に起きて3:30からピックアップ待ち。やってきたバスに乗り、Gray Line Bus Terminalに行く(4度目)。カウンターでバウチャーを見せるとチケットをくれるので、今度はそれをバスの運転手に渡す。Gray Line自身が運行するツアーはすべてこのパターンになるようだ。

Reykjavíkを出て45分ほどでKeflavík国際空港に着く。その間に雨が降ってきた。帰国便はアイスランド航空204便、コペンハーゲン行き。自動チェックイン機を試すがうまくいかず、そのままカウンターに並ぶ。並んでいる間に、自分の後ろの列がどんどん長くなってきた。少し早めにきて正解だったようだ。自分の番が来て、チェックインして荷物を預ける。荷物は成田まで行くよう手配してくれた。搭乗ゲートからシャトルバスで駐機場まで行き、雨のなか飛行機に乗る。

3時間のフライトでコペンハーゲンに着く。次はスカンジナビア航空983便成田行きで、間が3時間ある。いったん空港ビルの外に出て一瞬だけ街の空気を吸ったあと(どこもかしこもタバコの煙でとてもけむたかった……)、再び保安検査場を通って出発ロビーに入り、ショップなどを見ていると出発1時間前になったので搭乗ゲートに向かう。すると、ゲートとの間にあるパスポート・コントロールに長蛇の列ができていた。しばらく並んでいたがなかなか進まない。そのうち、別のツアーの日本人ガイドが「成田行き、もう搭乗が始まってます」というのが聞こえてきた。ちょっとヤバいかなと思っていると、成田行きの人だけを通す臨時の窓口が開設され、ぎりぎりで間に合った。機内で映画”Prometheus”と”Life”と”Training Day”を見る。

成田には翌朝9:35着。THEアクセス成田の1000円バスで東京駅まで戻る。

その他もろもろ

  • アイスランドの水道水はそのまま飲める。なので、最初の1本だけ飲み物を買ったら、あとは宿泊先でそのボトルに水を詰めていくとよい。ツアーのガイド曰く、「水を見つけたら指を入れてみて、冷たかったらそのまま飲める。熱かったら硫黄が入っているのでやめる。まあ不味いだけで飲んでも害はないけどね」

  • 今回泊まったホテル2軒(3室)には、いずれも部屋にお湯を沸かすポットがあった。

  • 最近あちこちで言われていることだが、ヨーロッパの食事は高い(と円安&デフレ下の日本人には感じられる)。感覚としては日本の倍。

  • ショッピングの予定は日曜日には入れない方がいい。日曜日は店が閉まっていたり、開いているとしても午後からだったりする。

  • クレジットカードがあれば、現金はほぼ無しで過ごせる。コペンハーゲンの空港では飲み物の自動販売機さえクレジットカード対応していた。現金が必要かもと思ったのは、路線バスに乗ろうと思ったときと、観光地でトイレチップ(100~300ISK)を入れようと思ったとき(現金持ってなかったので入れられませんでした。すんません……)。

  • 電源タップとしてカシムラのTI-175を持って行って便利だったが、ケーブル長1mは少し短いかも。3mぐらいあると、寝るとき手元まで引っ張れてなおよい。

さいごに

海外旅行に行けるチャンスなどそうそう無いというのに、前回に続いてまたアイスランドを選んでしまった。一度訪れるとなぜか無性にまた行きたくなる国、アイスランド。みなさまもぜひ一度お試しください。