今年の入間基地航空祭は、ブルーインパルスの飛行展示だけを気軽に見るスタイルにしてみた。気軽に見るには、19万人にもなる混雑をどう避けるかが重要だ。例によって、来年の自分向けにポイントをメモしておく。

  1. 稲荷山公園に12:10ぐらいに着く西部池袋線(下り)は意外と空いていて、立っている人で満員ではあるが、隣の人と接触せずにすむ程度。

  2. 稲荷山公園駅ではみんな一斉に下りホームの臨時改札を目指すが、人の流れに逆行して階段をのぼり、上りホームの臨時改札に回る方が空いていて速い。

  3. 12時過ぎだと既にエプロンは人で埋まっている。どちらかというと出入り口に近い北側の方が混んでいるので、初めから南寄りを目指した方が良い。北側から滑走路を見ると逆光になるので、写真を撮るのも南側が良いと思う。

  4. 今日の気温は20度。天気は晴れで、直射日光が当たると暑いぐらい。帽子、サングラスは必須。

  5. 毎年書いているが、小さな椅子も必須。エプロンの南側は混んでいるとはいえ、あまり滑走路に近寄らなければところどころ隙間があるので、椅子を設置して座って待つ。ブルーインパルスの真ん前まで行くのでなければ、滑走路から近くても遠くても見えるものは大して変わらないので、適当なところで手を打つのが吉。待っている間に持参した昼食を取るのが良いだろう。

  6. 13:00から音楽が流れ始め、ウォークダウンが始まる。周りの人はみんな立ち上がるが、どうせ何も見えないのでまだまだ座ったままで良い。アナウンスと航空無線から場面を想像しつつ、待つ。周波数は今年もTWR 322.2MHzだった。

  7. Cleared for takeoffが出たあとぐらいからスモークのテストなどが始まるので、この辺から立ち上がって見る価値あり。

  8. 飛行展示が終わった後の撤退戦略は2つに分かれる。最後の演目が終わったら「即」移動を始めるか、少なくとも15:30ぐらいまでは基地内をブラブラして時間を潰すかだ。といっても、だいたい演技に感動してパイロットが降りてくるのを迎えようという気分になっているので、前者の選択肢は無い。で、後者の戦略を徹底しなかったために今年は失敗した。狭山市駅に向かおうと思って14:40ぐらいに特設門に向かったら、ここが大渋滞。今年から道路に放流する人の数を制限する方針にしたのか、少しずつしか門の外に出してくれない。それも5分に1回ぐらいだ。そのため一旦渋滞に入りこんでしまうと、進むことも退くこともできず、座ることも休憩することもできず、ただただ人混みの中で立って待ち続けることになる。結局門の外に出るまで小一時間かかった。門の手前には基地内を狭山市駅方面まで乗せてくれる無料臨時バスの乗り場があって、待ち時間30分となっていたので敬遠したが、おそらくバスを待った方が早く出られたと思う。なお、いったん基地を出たあとの道はスムーズで、去年までのような狭山市駅入口交差点(中華そば青葉の看板が出ているところ)の大渋滞は発生していなかった。なので、ここでの正しい行動は、値下げが始まったフード系で食事にするか、ショップ系で品物を見るか、滑走路脇で帰投していく航空機を見送るか、いずれにせよ15:30ぐらいまでは時間を潰してから門に向かうのが正解だろう。

今年は途中で予想外の航空機接近があり、ミッションストップと再開後の混乱でバーティカルキューピッドが「矢無し」になったり、スター&クロスがスキップされたりした。別にトラブルを期待するわけでは無いが、普段は無いやりとりにハラハラしたりするのもまた興味深く、生モノの飛行展示の醍醐味でもある。そんなわけで、何度同じものを見ても、また翌年足を運んでしまうのだ。